ほろほろの作り方

ウコギの新芽を摘みます。あるいは、優しいママに送ってもらいます。

賞味期限が非常に短いので、送ってもらうときは、吸湿する紙袋にいれた上でクール便で送ってもらいます。

ひとつひとつは、こんなかんじ。
あえるものを用意します。あるいは優しいママに送ってもらいます。

左側はクルミをこまかく刻んだもの。

右はキンコンヅケというウリのオツケモノをこまかく刻んだもの。

口径の大きな鍋にお湯を沸かし、ぐらぐらになったら、いっきに全部のウコギを投入。
オハシを使って浮かんでるのを沈め、全体に火を通します。端のほうが軽くふわっと浮き上がってきたらもうできあがり。数十秒勝負です。すぐにザルにあけ、冷たい流水で冷やします。

 

ギューッと両手でしぼって、できるだけちっちゃく硬くします。でないと細かくきざめないので。端から包丁できざみます。きざんだあと、ペイパータオルでもういちど「ギュッ」として、水気をとります。
あえものと一緒にします。割合はこのぐらい。キンコンヅケが多くなりすぎるとしょっぱくなります。
まぜます。
あったかいごはんにかけたら、ばっくばっくいただきまぁす! お初物をいただくときのお作法として、西のほうを向いて「ほほほほほ!」と高らかに笑いながら食べます。
ウコギに新芽が出はじめた時にしか食べられないので、ほとんど一年に一度だけのお楽しみです。今年はなんでも肝心の時に雨がふってしまったそうで、晴れ間を見ては摘んで、ついてしまった雨粒がほどよく乾くよう苦労してくれたとか。おかあさん今年もありがとう。来年も食べたいから、さ来年も食べたいから、ずっとずっと元気でいてね。