材料・牛赤身のカタマリ1キロぐらい 野菜テキトー ニンニク ステーキ用混合スパイス
旦那さんにわたしの作るのでいちばん好きなのなに? と聞いたら、こういわれました。……よりによってそんな簡単なものを……トホホ。えーと、お肉の見極めがほとんど唯一のポイントです。オーストラリアビーフのランプ肉などの「真っ赤」なところをできるだけゴロンとブコツなカタマリで買ってくること。シモフリはいけません。アブラっぽくなりすぎます。第一、高いし。
肉を室温に少なくとも2時間ほうっておき、調理にかかる直前に、ステーキスパイス(おっきなスーパーとかデパ地下で売ってます)をぜんたいにまぶし、手でギュウギュウとおしつけます。オーブンを250度に設定し、オーブンのトレイを直接コンロにのっけ、弱火でまずニンニクのウスギリをオリーブオイルなどでカリッとさせ、とりのぞきます(ほっとくとこげて苦くなりますから)。それからカンカンに強火にして、ニンニク味のアブラの上でお肉をでんぐりがえしさせます。まんべんなく全面的に焼き色をつけたら、野菜(にんじん、タマネギ、赤ピーマン、黄ピーマン、セロリ、マッシュルーム、カリフラワー、その他なんでも。大根、蓮根などの和風のお野菜でも)を周囲のトレイのあいてるとこに適宜おき、やけどしないように気をつけながら、オーブンにつっこみます。だいたい20分ぐらいたったら、タケグシをさしてひっこぬき、クチビルにあててみます。ひやっこかったらもうちょっと。ぬるかったらオッケイです。オーブンの火をとめて、もう一回扉をしめて、放置します。急ぐなら、オーブンから出してしまっても。すこしさめたほうが、ニクジルが落ち着きます。オーブントレイごと食卓にだしましょう。こういうのを切りわけるのは男性の役目だよね。ホースラディッシュがあったら副えます。クレソンやパセリを飾っても。ウチではうすあじごのみなので特に塩味はつけませんが、しょっぱいのがすきなひとは、スパイスをすりこむ時に岩塩やクレイジーソルトなどをいっしょにふりかけておいても。
|