野菜

翌朝楽しみなヤーコンきんぴら

2004年2月23日の日記から転載

 


ヤーコンです。腸おすすめです。じゃなかった腸にちょーおすすめです。はじめてヤーコンを食べた翌日、ウチでは夫婦で「実は……今朝、人生はじまって以来じゃないかというキネンにしたいぐらいの素晴らしいのが」「オレも、見せたいようなのが」という会話が。テキメンでした。ダイエットを心掛けていると、どうしても食べる量そのものが少なくなりがち。すると、繊維もたりなくなりがち。わたしはサツマイモも好きなんですけど、あれはけっこうデンプン質が多いですからねぇ。
その点、ヤーコンは、芋でありながら、デンプンの量がとっても少ないんだって。みためはショボイサツマイモみたいで、皮をむくと、黄色くなっちゃったダイコンみたいなナカミが出てくるんですが、あなた! これが! うまいんですよー!

ちなみにわたしが発明した「これはいける」献立は、きんぴらです。アブラゲをお湯かけてアブラ抜きして細かく刻んだやつを、フライパンで少量のゴマあぶらとあえながら軽くいためたとこに、マッチ棒の四倍拡大ぐらいのごろんごろんに切ったヤーコンをぶちこみます。ここまではあたりまえ。そこで、なんといってもオススメなのが、ウドの皮の投入! あの、ごわごわの毛の生えたやつです。捨ててはいけません。ねっこのほうから包丁をいれると薄くそげるので、一周そぎます。いまむいたナカミのウド本体もそぎぎり状態などでいれてもいいですが、なかみのほうは、シャキシャキして生でイケるので、グレープフルーツとあえてサラダにしてもおいしいです。ウドが巨大だったら、そのほうがいいかも。ウドは繊維が強烈なので、歯に自信のないかたは、繊維を断ち切るようにナナメギリにしましょう。わたしなんかは、シラガネギを作るときの要領で、テキトーにセンギリにしますが。ここに、ダシのもと、小さじ半分の沖縄のサトウキビ糖、そして、ほんのキモチだけの水をいれ、蓋をして、コトコト。ヤーコンが透き通ったらできあがり。食べるより少しはやめに作って、鍋を常温に放置しておくのがコツ。すると、ウドの香りが全体にまわって、すこぶるうまい! たくさん作って、冷蔵庫にとっといて、翌日も食べましょう。翌日がまた、アジがシミててうまい。ごくごく薄味で作っておけば、洋風のごはんだろうと、和風のゴハンだろうと、中国風のごはんだろうと、なんにでもあいます。いわゆるゴボウのキンピラを作るときのように濃いめの甘ショウユアジに「してはいけません!」ヤーコンそのもののほのかなあまみと、ウドのかおり、アブラアゲから出るダシ、これだけで、じゅうぶん。みためはジミですが、アジは繊細。料亭風といってもいいぐらい。

便秘でおなやみのかた、とりあえず、ヤーコン二本ぐらいで、鍋いっこコレを作って、せっせと食べてみてください。きっとききます。


タコ焼き風味とうがん

材料 タコ焼き二個か三個 とうがん四分の一ぐらい だしコンブちょっと

とうがんを大口大に切ります。皮がかたいので、いったん四センチぐらいにきってから、まな板に向けてそぎおとすようなカッコで切るとムダが少ない。厚手の鍋または真空調理鍋にコンブをいれ、とうがんをごろごろ投入、タコ焼きをそのままいれて火にかけ、20分ぐらいかなぁ、とうがんが透き通ってやわらかくなるまで煮る。それだけ。タコ焼きがあまったらおためしを。いいダシでまんのや。ほんまに。最近はやりの揚げタコ焼きがオススメ。そのためにわざわざタコ焼きを買うのもなぁ……と思われるかたは、アゲダマと、ゲソとかでやってみてください。ほとんど同じと思う。とうがんはうんと薄味か、うんとしっかり味が美味しい。

 

 

さといもダンゴ

 

 
グレープフルーツとクレソンのサラダ

 

 
にんじんマリネ

 

 
タマネギのオーブン焼き

 

 
とろろ汁

 

 
ター菜の炒め

 

 
長芋のヤキヤキ

 

 
キノコのニンニク炒め

 

 
アボガドディップ

 

 
花わさびの熱湯漬け

 

 
れんこんモチモチ

 

 
ゴーヤのシャーベット

 

 
ミニトマトのくしやき

 

 
おでんトマト
おでんにトマト? とゲテ扱いなさらずに、どうか一度おためしを。うまいんだってば。作り方はいたってカンタンです。ふつうのおでん、なんなら、コンビニから買ってきたやつをあっためます。グラグラに沸騰はまずいですが、その直前ぐらいまで。トマトのヘタをこじってはずし、「湯剥き」をするときのように、皮に十文字に包丁をいれたやつを、熱いおでんのツユの中にどんぶりこと漬けます。ちゃんとアタマまでいれましょう。フタをして、火をとめて、そうねぇ、10分ぐらいは待ちたいかな。愛用の真空断熱調理器ならばさらに完璧。コレを先にしかけておいて、その日のお献立のほかのやつを作ってから、食卓に並べる、ぐらいのタイミングでよろしいかと。トマトがじわぁっとあたたまり、かつ、ぐずぐずに崩れないあたりがベストですが、まぁ、くずれちまったらくずれちまったときのことで(笑)。ご家族がおおぜいだったら、こぶりなのでいいですから、人数分のトマトを用意すること。なにしろ、食べだしたらいやおうなしに崩れますから(笑)。茶飯の項目も参照のこと。

ちなみにコンビニおでんですが、ありとあらゆるものをためしたわけではありませんが近所で手に入る中では、セブンイレブンのがうまいとわたしは思います。画像のように銀杏をツマヨージでクシザシにしたり、アブラゲをひらいておモチとかなにか好きなものをツメタのとか、きのことか、短時間で煮えるものを足すと、バッチリです。

   

  くみのひとこと

野菜大好き! いろんな種類の野菜(にんじん、サツマイモ、赤ピー黄ピー、蓮根、ブロッコリー、カリフラワー、などなどがおすすめ)を蒸し器にいれて、ただただ蒸したのとかも美味しいよね。これには、でっかいセイロがあると便利。セイロごと食卓に出しちゃ得るし。