というような違いがおこりうるわけだ。新春生まれの赤ちゃんには、新生児サイズのサンタさん柄のロンパースはパツパツなうえに「赤ちゃんっぽすぎて」たぶん残念ながら無駄になってしまう。冬うまれの赤ちゃんにさっそくプレゼントしてもらったジャストサイズのとっても素敵なファーコートはたぶん来年は着られない。
はたまた、からだの大きさと、顔つきや態度の「おとなっぽさ」はかならずしも一致しない。まだハイハイしている赤ちゃんなのに体重はみごとに10キロ、80サイズじゃないとはいらない! なんてことも起こったりする。
ベビーの一年は意味が大きい。
おとなだと、つい「今年ダメでも来年また着ればいいや」と思ったりするが、ベビーにそれはあまり通用しないとこころがけたほうがいいだろう。つまり、季節感を限定される材質・デザイン・プリントのものは、サイズアウトしやすい、ということである。でも可愛いからなぁ(笑)。
寒冷地在住のわたしは痛感したのだが、東京はじめ関東以西在住のかたがたは「夏は暑い!
しかも赤ちゃんは暑がりだ!」と身にしみておられるのではないかと思う。真夏向きのお洋服をずいぶんいただいた。ところが標高1000メートル越の寒冷地では、日中の気温が30度に近いことはほとんどないし、盛夏も朝晩はけっこう涼しいのである。そしてそもそも夏が短い。「えーん、こんなに可愛いのに、もったいない〜!」と思いながら着るチャンスのなかったものが多々出現してしまった。
赤ちゃんの身長と、生後何カ月はどのへんかを、↓にいちおう表にしてみた。言うまでもないがこれはあくまで大雑把なものである。男女でも違うし、体格でも違うし、服のデザインにもよる。また、同じ「70」サイズでも、ブランドごとにけっこう大きさが違うものである。ただ、「アッという間に変化する」ということだけ、ご理解いただければよい。
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1 |
3 |
6 |
9 |
12 |
18 |
24 |
36 |
50 |
〇 |
〇 |
△ |
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60 |
△ |
〇 |
〇 |
△ |
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70 |
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〇 |
〇 |
〇 |
△ |
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80 |
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△ |
〇 |
〇 |
△ |
90 |
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△ |
〇 |
〇 |
ちなみに、ツーウェイオール(後述)などには、ときどき「50〜70」というようにサイズ表示されているものがある。おとなでいえば、SサイズのひとからLサイズのひとまで着られますよ〜、みたいなもの。便利そうだがけっこうダメだ。新生児期にはブカブカすぎるし、あんよの時期にはなんだか赤ちゃんっぽすぎて似合わなくなっていたりする。 |