ベビー関連用品・徹底研究
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こどもを持つと、ママになる。母性本能のせいか、先輩ぶりたいのか、親切がたかまってしまうのか、よくわからんが、自分よりあとからそうなるひとに何故かなにかとオセッカイを焼きたくなるものだ。なにしろ「やってみて」わかったことが多々あるので。せっかく得た知識や情報を、誰かに共有してほしいのである。ことに、ベビー用品について。やたらに買い集めたがる相手には「ちょっと待て」と言いたくなる。譲ってあげられる自分の使いふるしがもう手元になくなってしまっても、口を出したくなる。 お産雑誌やメーカーは良いことばかり言うし、モノが欲しくなるよう誘導する。「不便や不自由はやだ」「赤ちゃんのためになるなら」「一生に何度もあることじゃないし」と思うと、ついサイフのヒモが弛む。後悔しないよう、ちょっと冷静になりたいところだ。 KAZUさんというかたが以前から『育児グッズ偏見レポート』というサイト(こちらです)をつくっておられる。たいへん参考になる。共感したところも多い。が、「いや、わたしはこう思う」ところも少しあった。 暮らしかた、考えかた、こどもさんや親の性格などなど、さまざまな要因がちがえば、ベストの選択もかわってくる。事実わたしが実感したことが多くのひとに通用するとは限らないが、最終的な結論だけではなく、「なぜそう思うのか」についてなるべく詳しく書くことで、これからカイモノをしようとするおひとりおひとりにご自身の場合にあてはめて考えてみていただくことができるのではないかと思う。拙著『45歳、もう生んでもいいですか?』や、エッセイに、コマギレに語った部分もあるのだが、この際、ひとつにまとめてみる。 いわゆるマタニティ用品・ベビー用品について、なるべく『時期別』に検証する。最近産科では「何カ月」ではなく「何週」といいかたをするが、未妊娠者にはわかりにくいので、昔ながらの「何カ月」でかいておく。何週が何カ月にあたるかは、以下のとおり。
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