妊娠判明期

 

生理が遅れたらとりあえずの確認は妊娠判定薬でもできる。薬局や、コンビニで売っている。ただし市販の検査薬は尿にふくまれるホルモンの量ではかるので、受精から二週間程度たたないと判定できない。「きょう」アタッたかどうかは残念ながらわからないのだ! また、微妙に間違うとちゃんと判定できないのはもちろんだし、判定結果もそんなにアテにはならない(わたしはアタリがでたのでいってだめだったことがある)。だから、なるべく早めに(どんなに忙しくても時間をつくって)産婦人科にいくこと。妊娠以外のなんらかの婦人科系疾患の可能性もあるから、「へんだ」と思ったらすぐに行くこと。妊娠したいと考えている場合はもちろん、おとなの女性としては、なるべく近所に信頼できる産婦人科医をみつけておくのがのぞましいだろう。ちなみに病院を決めるには、クチコミがいちばん。ご近所の評判にまさるものはない。目星をつけたところは一度サイト上で検索してみよう。万が一、そこにかかってひどいめにあったひとがいたら、きっと、その事例について詳しくかきこんでくれているからだ。

妊娠判定薬  ドゥーテスト(ロート製薬)・チェックワン(アラクス)・クリアブルー(オムロン)など、各社いろいろ。機能はほぼ同じ。一回分1000円弱ぐらい。ちなみにいくら自分で確かめたといっても病院で同様のテストをもう一度されることになったりするので、ちょっとでも節約したいならば、わざわざやってみなくてもいいと思う。

薬局 わたしが愛用しているのは「ケンコーコム」。妊婦産婦は好きな時に自由に外出がしにくいし、ゆっくりモノをさがしているヒマなどない。このメガ・ショップはかなり使えるし、親切だ。

産婦人科  ちなみに「産婦人科」というが、実は「産科」と「婦人科」にわかれている場合もある。妊娠判定などはしてくれるがお産(分娩)までは面倒みられませんというところも近年多いので注意。もちろん病院より助産院がいい! という場合もあるだろう。

 

妊娠したことが確定すると、医者が書類を作成してくれる。それを持ってお住まいのある自治体あるいはそのしかるべき機関(保健センターなど)に妊娠を報告しよう。すると、いわゆる『母子手帳』がもらえる。世の中には「母子手帳カバー」というものがある。いろいろある。ブランドものもある。手芸好きなら自分でつくってもいいだろう。産院のカードとか、時々寄越される注意書きとか、なくしちゃいけないものをいれておくにはそれなりに便利かもしれない。ちなみにわたしは産院でもらった。「分娩の予約」をしたら、欲しいですか? と聞かれたのでくださいといったらもらった。シャンパン色のキルトでくまちゃんの刺繍つきのスグレものであった。あっ、そうそう! 産院ではお医者などの人手の関係から分娩の「予約」というものをしなきゃならなかったりする。そうはいって予定日どおり生まれるとは限ったもんじゃないのは産院のひとたならよーく知っているんじゃないかと思うんだが。しなきゃならないシステムになっている場合は忘れずちゃんと予約しとこう。

母子手帳 実は自治体ごとに表紙デザインがちがうし、なかみもどうもちょっとぐらいはちがうらしいのだが、選べない。どんなに好みのじゃなくても、もらったやつでがまんです。それがイヤなら、あちこちで赤ちゃんママさんたちに母子手帳をみせてもらい、欲しいタイプの母子手帳を発行している自治体にひっこしてから、妊娠しましょう。 >母子手帳についてさらに ちょっと意外かもしれないハナシとかあります

母子手帳カバー マタニティ関連企業・メーカー・ブランドなどごとに、さまざまなカタチと種類と材質などなどがあります。とりあえず、大事なものを落とさずしまえて、モノに紛れてなくしてしまいにくそうなのを選んでおくのがいいかと。

 

妊娠するまで関心のなかったひとにとって、いきなりひろがるマタニティ世界。はじめての経験なので「こんなときどうしたらいいのか」「みんなどうしているのか」さまざまなことが、すごく気になると思う。この時期からベビーがある程度の月齢になるまでを通じてわたしが参考にした回数が多いサイトは以下のみっつ。

ベビータウン  妊娠・育児大百科がありがたい。

フェリシモ ベビー用品はもちろん、マタニティ・カウントダウンという妊婦ならではのページもあり。

女神たちの伝説(仮)陣痛の際にいってしまった言葉  偉大なる先駆者たちのリアル・レポート

妊娠雑誌もいろいろある。栄枯盛衰もまた激しい。本屋さんやスーパーマーケットの雑誌コーナーで確認しよう。発売日からあまり日数がたっていると売り切れになっているかもしれないが。立ち読みしてみて、よさそうなのを買おう。企画記事もさることながら、広告欄がおおいに参考になる。そこから、アイテム名やメーカー名、販売店名を見つけて、調べてみるのがまずははじめの一歩。

アイテム名やメーカー名  マタニティ&ベビー用品は、それまでかかわったことのない人間にとっては「まったく知らない」世界である。さまざまものに独自の用語がある。それがわからないと検索もできない。

販売店名  アカチャンホンポ、西松屋、ベビーざらスなど、関係ない人間はおよそ足を踏み入れることのない店舗であろう。もしご近所にあったら、妊娠判明したら、まぁ行ってみたくなるのが人情だと思う。いってみると、プレママの目にはすべてが可愛らしく好ましくみえると思う。おもわず惹かれる。気にいったものを買うのはとめないが、「よくわからない」場合、とりあえず「まずはどこになにがあって、いくらぐらいするかを確認してみる」ことをすすめる。ちなみに、マタニティ&ベビー用品は、リサイクル店やフリーマーケット、ネット通販およびオークションの「目玉商品」でもある。チェックしよう!

 

この項目のとりあえずのまとめ

今後さまざまなマタニティ用品およびベビー用品が必要になる。妊娠が判明したからといってあわてないように。出産まではまだ(たぶん)半年以上あるんだし、自分やベビーが「どういう状態になるか」わからないうちは選べないアイテムもある。

ママのタイプ、赤ちゃんのタイプ、妊娠の時期やうまれる季節、成長具合、家族の生活のしかたなどなどによって、同じものでも、必要だったりそうじゃなかったりすることがあるのだ! 

はたまた「確かに必要なんだけど、すぐにいらなくなるもの」とか、「すごく可愛いんだけど使い勝手が悪いもの」とかもある。

まずは、親戚、友人、近所づきあいのひとの中に「最近出産したひと」がいないかさがしてみよう! 

ベビー関連用品は日進月歩だし、流行もある。いちばん「最近の先輩」のいうことに耳をかけむけるにこしたことはない。また、「半年から一年」ズレで先輩のママがつい嬉しくて思わず余分に買い集めてしまったものや、ひとからお祝いでもらったものなどが、余っているかもしれないし、そろそろいらなくなる頃合いだったりするかもしれない。ちょうどいいタイミングでたまたま声をかけると「あげようか?」というハナシにもなるかもしれない。がんばれ。

新聞チラシ、行政機関の広報など、「妊婦」の目で見直すと役立つ情報が隠れている場合もあるので、見逃さないように。