8月18日 名前非公開希望さまより
くみさん、はじめまして
ではなくて、ほんとはおひさーーしぶりです。
私は××××といいます。
18年?くらい前にコバルトの読者企画で、くみさんと正本さん、田中さんたちとハワイに行きました。
そのときくみさんに、「自分に似てる」って言ってもらったことはいまでも励みにしています。
いつか、当時のくみさんと同じ年頃になって、そのときにはビックになってまたお話ししたいなーと思っていました。
くみさんのHPはずいぶん無かったものですから、いちどずーずーしくもめるへんめーかーさんに伝言メールを御願いしたことがあります。届いたとは思えないのですが・・^^;
さて、近況ですが、小説家になることはできず(^^;)、なぜか医学部を卒業して、現在は某大学の法医学教室で大学院生をやってます。
御年31歳ですが、とんと浮いた話もなく、自宅ですねかじり状態です。
あれから18年もたつのにいまだに昨日のことのようで、月日はあっというまですね。
ハワイで買ったくま(くみさんに「まーく」と命名された)はまだ自室に健在です。
自分の子供時代の夢であり、あこがれだったくみさん、いつも本屋さんでですがささやかに応援してました。
これからもお体に気をつけてご活躍くださいませ。
うわー、懐かしい! ありましたねぇ、そういうゴージャスな企画。わたしはあの時一度っきりしかハワイにいってないです(泣)。
あの時の旅行のことはよく覚えています。なんかワイワイして楽しかったですね。読者のみなさんが、飛行機での長時間移動に疲れてか、かなりグッタリしているなかわたしやノンちゃんがはしゃいでいたので「どっちがコドモかわからないなぁ」と思ったりしてました。
めるちゃんに伝言っていうのは聞いた覚えがないですねぇ。すみません。彼女はすっごく忙しかったからその時期だったんじゃないかな。
法医学の道にすすまれたとのこと、優秀だったんですね!
とても大切な重要な分野なので、ぜひともがんばっていただきたい。
ちなみにあっしは、検死専門の女医さん(おばあちゃんですが)の出てくる話をかいたことありますよ。知ってるかな。『いつか海にいったね』祥伝社の400円文庫です。なんだかこのタイトルがまるで彩子さんへのメッセージみたいですね。もしまだだったら、よかったら、探してよんでみてやってください。ホンヤさんになくても、たぶんまだ注文すれば届くとおもうんだけど?
31歳……! はじめて31歳になったら(誰だってそうですが)たぶん「ずいぶんきたなぁ」と思ってるでしょうけれど、いま44歳のあっしがふりかえってみるに、31歳はまだまだピチピチ(笑)。羨ましいーーー! どうか、楽しく元気にがんばってください。まーくによろしく!
8月15日 ゆうさまより
はじめまして、こんばんは。ぼくは優といいます(♂ 学生)。
くみさんの『ドラクエ5』を8年くらい愛読させていただいてます(現在18)。
というのは、このゲームが流行ったころがあったじゃないですか。それまでは小説な
んか全く読まないガキんちょだったんですが、その時に『5』をやってストーリー
etc.に感動して、すごく好きになって、ついには(そんな本があるとも思ってなかっ
たので、偶然見つけた)小説に手を出して……。いまでは大大ダイの小説好きに、そんでくみさんファンなりました(^-^)v
いや実はもうひとつ。くみさんの小説をすごく好きだったので、高校のときに好き
な女の子に勧めたんです。そしたら気に入ってくれまして。そんでだんだん親しくなっ
て、いまもこれからもずっと恋人に。「くみさんはすごいな〜」と思ったものです。
彼女もそれからというもの、くみさんファンになりました(愛読書は『あいたい』)
というわけで(どんなわけだ)彼女トモドモ応援してます。がんばってください。
メールをありがとうございました。
つい先週、角川の『ザ・スニーカー』さんから連絡をいただいて、8月末発売の10月号の「ゲームノベル特集」に、ノベライズに関してのメールインタビューをうけたところでした。
そこで、ドラクエなどをノベライズするのに苦労したことがありますか? と聞かれたので
きっとこれまで自分のお小遣いで本を買おうなんて思ってみたこともなかったひとが、生まれてはじめて買って読む本になる率が高いだろうと思ったので、ここでもし「ケッ、小説なんてつまんねぇ、ゲームがありゃ充分!」と思われたら大変と気負いました。
みたいなことを言ったところでした(笑)
発言が長すぎてその部分はどうやらカットになったようですが。
わたしもドラクエは大好きだったので、ドラクエ大好きなひとが読んで「そうそう、そうこなくっちゃ!」と思ってくださるようなモノを書きたいと思ったし、同時に、小説も大好きなので、ここで小学生のみなさんに「うわぁ、小説ってもんも、ゲームと違って、それはそれでわりとおもしろいじゃん」と思って欲しいなぁと思ったりしたのです。
というわけで、ゆうさんの感想はとてもとても嬉しいです。
彼女さんとのエピソードが、さらに嬉しいですねぇ!
どうか彼女さまにもよろしくお伝えください。
くみ
8月5日 ぴりんさまより
こんにちは。
リンクをたどってさまよっていたら、ここにたどりつきました。
昔「丘ミキ」や「鏡の中のレモン」が大好きで
読んでいました。
あの独特の世界に、とりこまれて幸せでした。(^^)
少し後で、イラストが替わって販売されてたのは「丘ミキ」のほうでしたっけ。ただ
イラストが違うだけなのにとても違和感がありました。
今回、メールを出してしまったのは懐かしさもあるのですが、先生のご主人様の名前
を見て「職場結婚」なのだとわかり、ご主人様の名前もコバルトでお見かけしたこと
があったので、自分が知り合いでもないのに、妙にびっくりいたしました。
それでこれはもう、メールを出さなくてはいけないと(笑)
インターネットって、いろいろと思い出も拾えて楽しいですね。(^^)
これからも、応援しています(*^^*)
--------------------------------------
-------------------------
Pirin-(^^)V ぴりん
メールをありがとうございました。
そうなんです職場結婚です。コヤナギとさんざん言われました。
コヤナギさんちはとっくにああですが、うちはおかげさまでもっております。
おかみき、違和感ありました?
いまどきの若いひとにはあの絵のほうが違和感ないみたいなんですよ。
なにしろ内容も、当時から「ふるい」女の子を書いていたので
いまのひとにはわからないところが多々あるに違いなく
毎巻「注釈」をつけました。
昭和の文化の一端の紹介みたいになってしまった……?
今後ともよろしくおねがいいたします。
7月23日 もねこさまより
久美沙織先生
はじめまして、こんにちは。
最初に読んだ作品は「丘ミキ」でした。
イラストがめるへんめーかーさんの。
どきどきして読んだんですよ。
年齢的にコバルトを離れた頃に「獣蟲記」に出会いました。
これまたどきどきしました。
わたしはだいの蛇嫌い。
いいいいやああああああっ、と思ったのは2のほうですけど。それでも、面白くて。
今この作品、買えないんですね。残念です。
これの続きどうなってるんでしょうか・・・。
あれで終わりだったら残念です。
同人誌とかででも読みたいです!
それでは、勝手ばかり申しましたが失礼します(o*。_。)oヘ゜コッ
もねこ(∩_∩)
くみの返事
えージュウチュウキはですね、なんで中断したかというと
1・長く書き続けようと思っていたら、2巻までかいたとこで「あと一冊で終わってね」といわれてズッこけた
2・担当が当時、デビューをひかれた京極夏彦さんの担当になってしまってとても忙しかった
3・京極さんと比べられちゃうとそりゃー見劣りもするだろうなぁ
等などの理由で、イジけてしまったのです。
設定は好きなので、可能ならばそのうち続きを書きたい……というか、手に入らない状態が続いているので、なんとか早く文庫にでもしたいところなのですけども。
まぁ、やったほうがいいということならそのうち神さまがそういう運命を運んできてくれるでしょう!
7月7日 バリスタさまのおたよりより
久美先生はじめまして。
本日「人生思いどおりにコトを運ぶ法」を購入しさっそくよみました。
面白かったです。ひさびさに元気がでる本に会えた!と思いました。
オペラントの説明を「犬に棒をなげて持ってこさせるには?」をたとえ話
にされているのがわかりやすかったです。相手の立場になって・・・というのは
言うのは簡単だけど相手の気持ちなんてわかんないもんだと思います。
でも犬というのは分かり安い!犬はおこってばっかりだという事きかなくなるし
寄り付きもしません。誉めるって強烈に御褒美になるらしくちぎれんばかりに
尾っぽをふてった飼い犬のことを思い出しました。
オットにもそうでしたが自分にも「誉めてやる」が重要なんだなあと思いました。
私は実は、働きすぎ?で身体をこわして今会社を休職しています。子供はいない
共稼ぎなんですががんばって仕事していたらこんなことになって自分がなさけ
なくてかなしくてやりきれなかったのですが、半年経ってやっと身体もよくなってき
ました。
でも考えたら私、誉めてなかったんです。ちっとも自分のこと。
あとで後で。これをやったら。完全に治ったら。そう思っていっつも暮らしてたので
「私って偉いやんっ!」
なんて思ってもみませんでした。でも体がよくなってきたのはやっぱり私の努力で
私って「ヨウガンバッタ!」と自分で誉めちゃる!と今日心に決めたらいままでにな
く
楽しくなってうきうきして家に帰ってきました。
仕事を辞めるか・・・なやんでいるのですが「オペラント」をつかって社会にもう一
度でる
のも悪くないかもと思えた今日でした。
いい本かいて下さってありがとうございました。
くみの返事
いやーこちらこそどうもありがとうございます。たいへん元気の出るメールをありがとうございました。
いや、何を隠そう、あの本は出版にコギつけるまでに三年ぐらいかかってまして(苦笑)
はじめにあれを「やろう!」といってくれた編集さんが原稿の完成直後にいきなり転職してしまって
転職先で出したいといってくださるので、じっと待っていたら、転職先は、新人さんにそう簡単に企画を任せてくれそうでないということがわかり、しかたないので、売り込み先を自分で探して……
オペラントを心がけていても、人生そう甘くはない! と身をもって体験したような具合だったのですが。
自分をホメてあげるって、大切なことですよね。
がんばりすぎてからだを壊してしまう、というの、よくわかります。
マジメで誠実なひとほど、自分さえガマンすればいいんだ……アトマワシにすれば
いいんだ……と、つい、がんばりすぎちゃうんですよね。
それが行過ぎると、誰かにホメられたり、誰かの役にたってないと、生きてちゃ
いけないような気がしてきちゃう。
↑
わたし自身、わりとそーゆーとこあります。
がんばってもがんばってもなかなか結果が出ないと、なんかどんどん無気力になってきて
もーどーでもいいやってなってきて、アタシなんか……ってなってきちゃう。
だから、こんなふうに、ホメていただけると! またがんばろうって思いますです。
ほんまに。
世の中いろいろ厳しくて、なかなか完璧ハッピーとはいかないですが、
それでも、きれいなものとか楽しいものとか嬉しいものとかカワイイものとか、探してみるとけっこうある。
いまなら、雨が降り続いて晴れた時、葉っぱが鮮やかな緑色にキラキラしていたりしてキレイだと、「世界がまた生まれかわった」みたいな新鮮な感じがします。
お互い、毎日生まれかわって、元気に楽しく過ごしましょう!
バリスタさまのメールは、この本に関していただいた読者のかたからの最初の感想です。
そして、「こんなふうに読んでほしかった」わたしの勝手な欲望のそのままみたいでした。
まさに「報酬」をいただいたわけで、本を書く! というわたしの行動はさらに強化されたのでございます……(このへんの意味がわからない、わかりたいかたは、問題の本をどうか読んでやってください)
あっ、そうそう。
くみは「センセイ」といわれるのがとてもとても苦手なので、もしかしてよかったらこんどは「くみさん」か「くみくん」かなんかそんなのにしてくださいませませ。
7月10日 井口 明子さまよりのメール
初めまして。といいましても、オンラインファンクラブの掲示板で何度か書き込みを
したり、久美さんからお返事をいただいたりしています。
つい先日アメリカ留学から帰ってまいりましたが、そのさい同行したのはソーントー
ンサイクル全三巻でした。(今入手しにくい状況であるそうですね。全部初版なのは
自慢できることでしょうか)実はわたしのソーントーン、渡米するのは2回目です。
十年前(だから第一巻と二巻ですね)は滞在中にニュージャージーのヤオハンで購入しました。またも太平洋を渡ることになるとは。ドラゴンファームと迷ったのです
が。おかげで表裏背表紙ぼろぼろです。でも表紙も素敵なのでどうしても外せられま
せん。
このあいだ一日費やして「おかみき」+「デュエット」を読破しました。わたしの理
想の男性像は朱海さんにあることを再確認、朱海さんの言動一つ一つに身もだえしながら読みました。ミッキーと同じ留学をしたのは良かったのですが、一緒にいく朱海さんがいなかったのは返す返すも残念です。もう自分はムリだから、自分の娘に(まだいないけど)朱海さんを見つけられるようにせめてお膳立てをしようと思ってま
す。まずは華雅学園に入れなくては。
わたしの母校は四谷フタバ(漢字変換できず)です。それが縁で「おかみき」を読み
始めました。しかもちょうどミッキーと同じく都落ちしていたときにです。(父親の
都合で福岡に行きました)いろんなところでみくちゃんに共感し、「なんであたしの
考えていることがわかるの、この人すごい!」(小学生だったので…)と。お宝作品!と紹介されているとにんまりしてしまいます。
いつも不思議に思うのは、久美さんの「知る人ぞ知る!」というポジションです。わ
たしは久美さんの本はとても面白いと思うし、文章もとても美しい日本語だと思って
います。世の中に有名な作家は数あれど、その人々の文章の醜さ、ストーリー構成の雑さをあげてもまたきりがないと思います。某直木賞受賞の冒険作家(?)など、こちらをうならせるものがあります。なんであの程度で…?、と。でもそんな久美さん
が実は好き、あまり有名売れっ子になりすぎて欲しくないというファンのわがままを
お許し下さい。今のまま、良質の作品だけをご自分のペースで書いていらっしゃる、
良心ある小説好きの読者にのみ知られているような久美さんは、わたしの心の宝物です。世間が「村上春樹!」(例えば)と騒いでいるのを尻目に「あの夏に戻れなくて
も」を読む喜びをもてたことを、わたしはうれしく思います。
久美さんに直接お手紙を差し上げる興奮に失礼なことを書き走ってしまった気がします。お許し下さい。新しい作品を心待ちにしています。どうぞお体に気を付けて。
P.S.
最近の作品では、「Remiss」が大好きです。
くみの返事
いやー(笑)いまひとつ売れないのは本人はしんどいっすよ。せめて中規模ぐらいのホンヤさんにいついっても何冊かはおいてもらえてる……という状態になっていて欲しいものなんですが。ご存知のように文庫のタナはたいてい作家別で、有名なかたはデッパリフダ(正しい名称はなんというのか存じません)が出ます。かれこれ20年ぐらい前にはコバルトのタナに顔写真つきの(!)フダが出てた時期があるんですがねぇ。なにしろ一般的な文庫にほとんど作品がなく、あっても既にゼッパンだったりするもんで……トホホ。
まぁ、小説のカミサマはきっといまのあたしにはこのぐらいがちょうどよかべと思っておられるんでしょう。さらなるお恵みを賜れるよう、なるべく精進しますです。ハイ。
|