おたよりストック場3 2003年9月から10月にいただいたもの

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10月21日 chikaさまのおたよりより

久美先生、はじめまして。
先日、オペラントの本を読みました。とても興味深かったです。
質問があるのですが、よろしいでしょうか?
すぐ実行してみました。でもあまりうまくいきませんでした。
先生の本を読みかえして、重大なことに気づきました。
「オペラントはまず信頼関係ありき!」
相手といい関係を築きたくてオペラントを使おうとしても、オ
ペラントはいい関係がある(もしくはかつてあった)相手にし
か有効ではない、というのが私の実感です。
こうなってしまうと、「ニワトリとタマゴ」みたいなもので・
・・。
先生が書いてらっしゃるように、少なくとも私は人間関係に悩
みがあってこの本を手に取りました。しかし、そのような人間
には、オペラントを使うとき、「信頼関係のなさ」が障害にな
るのです。
とても面白い本だったので、きっと第2弾が出ると信じていま
す。そこで、ぜひ、次の本を出すときに、この辺に言及して下
さると嬉しいです。
では、今後もがんばってください。

ご感想ありがとうございました。
難しかったですか……そうですねぇ。ずーっと前からかかわりあいのあるところに
いきなり持ち込むのはけっこう難しいかもです……。
ただ、何かを相手に働きかけたくなったとき(相手の態度にムッとして、できれ
ばあらためて欲しいときとか)に、「自分は何を強化したいのか? 何は強化し
たくないのか?」と考えることは少しは役にたつんではないかと思いますよ。

第二段の予定は残念ながらいまのところありません。
だから、chikaさまのはげましは、とても嬉しかったです。
どうもありがとうございました!

お返事有り難うございます!
早速&ご本人からの返信ということで、感激しております。実
は、久美先生のご本を読むのはこれがはじめてではないのです
。「抱いてアンフィニ」以来の読者です。

さてさて。オペラントのこと。
>難しかったですか……そうですねぇ。ずーっと前から
>かかわりあいのあるところにいきなり持ち込むのは
>けっこう難しいかもです……。
そうなんです。一番こたえたのが、同じ強化子を使ったのに、
私が使ったときと、相手と仲のいい子が使ったときの、相手の
反応の違い!たとえていうなら、「もらって一番嬉しいプレゼ
ントは好きな子からの手編みのマフラー、もらって一番イヤな
プレゼントはキライな子からの手編みのマフラー」という感じ
です。
相手はすでにフィルタのかかった目でこちらを見ているので、
本来嬉しいはずの強化子でも「私が使った」ということだけで
「嬉しくない強化子」に変化してしまうみたいなのです・・・。


あ、でもでも、家族など、もともと愛情が基本にある関係には
、とってもいいみたいです!普段から家族相手でもマメに「有
り難う」を言うようにしているんですが、でも家族って毎日顔
を合わせているし、気安い間柄でもあって、ついケンカしちゃ
ったり、いいすぎちゃったりっていうこと、あるんですよね(
先生のだんなさまみたいに、人間できてないし〜・笑)。そこ
で、今は「有り難う」だけじゃなくて、「送ってくれて助かっ
た!」とか一言添えるようにしてます。もともと家族仲は悪く
ないですが、やはり以前より空気がなごやかになったようです(^-^)
。だからやはり、強化子が有効に働くためには前提として信頼
関係が必要条件かなと感じました。

>ただ、何かを相手に働きかけたくなったとき
>(相手の態度にムッとして、できればあらためて
>欲しいときとか)に、「自分は何を強化したいのか?
> 何は強化したくないのか?」と考えることは少しは
>役にたつんではないかと思いますよ。
はい。確かに、私のような人間にとって強化子は「感情で突っ
走らず、冷静に考える」クセをつける手段として有効だと思い
ます。まだまだ修行が足りず、効果的に使えていませんが、こ
れは練習次第と思います。

>第二段の予定は残念ながらいまのところありません。
まだ、本が発売して間がないですもんね。みんな今実践中だと
思います。はやくたくさんの反響が出てきてほしいですね。オ
ペラントについて他の人の体験をきくのも勉強になりそうです
し。

おお。長文のお返事ありがとうございます。

なるほどなぁ……
相性ってありますよねぇ。どーしても嫌われちゃう相手とか。

あっしは小心者なので、ひとと対立すると、なんとか相手の機嫌をよくしてこち
らの気持ちをわかってもらおうとへんにジタバタして、本来自分がぜんぜん望ん
でないことをやっちまう傾向がありました。
内心「わたしがそんなに下手に出てあやまる必要ないじゃん」と思ってても、つ
い愛想笑いして、ペコペコ謝っちゃうとか。
するってーと、相手は、そのうちにまた同じことやるんだよね。
わたしがやってほしくないことをね。

オペラントを知ってからは、されてイヤなことがあったら「穏便に無視する」ほ
うがいいんだ、と思うにいたりました。
すると、みごとに、まず「同じこと」はされなくなりますですよ。
距離をおけるようになって、それっきりビミョーな問題に関してはお互いもうさ
わらないようになっちゃう。


これは、最初は根性いりました(笑)。
なにしろ内心「コノヤロ」と思ってても、顔は笑って謝ってその場をおさめたい
気持ちがありますから。
イイヒトと思われたいとか。

でも、自然とうまくいかない相手とまで、うまくいかなくったってイイヤ! と
ひらきなおってしまったというか。

そのかわり、相性のいい相手、一緒にいて嬉しい相手には、嬉しいことしても
らったらオーバーなくらいとにかくすぐにそれをどんどん言いますね。
同じ負担なら、こっちにエネルギーをさくほうが、むなしくないです(笑)

 

10月4日 もり さまからのおたより

はじめまして。

HPを拝見してびっくりしました。
初めてネットにつないだ頃に一生懸命探したのですがなくて、諦めていたもので。
実は久美先生は「ありがちのラブソング」入りだったもので、当然のようにHP
作ったりばりばりネット上でもご活躍されていたのかと思っていました。
久しぶりにSF作家クラブを回ったら、HPアドレスが追加されていて気がつい
た次第です。

今まで読んできて一番思い出深いのは、やっぱりドラクエ4でしょうか。
もちろんどの著書も優劣をつけるのは難しいんですけれど、元ゲームを知ってた
だけに文章化された時は凄い驚きでした。
普通あの手の小説は、比較的若いキャラが大活躍して……というのが多い印象を
受けます。
ですが、ライアンもトルネコもブライも物凄くかっこよくて物凄い感動しました。
あんなに記憶に残ったおやじキャラは正直今までなく、ある意味ショックでもあ
りましたけれど。
そのショックで、親に借金してまでドラクエ5とルビスも衝動買いしたのも懐か
しい思い出です。
ドラクエに限らず、毎度独創性や経験の広さを感じさせていただくお話が多いよ
うに思えます。

これからもがんばってください。



PS 『くみくま日記』の入り口リンクが少し分かりずらく、おそらく気がつか
ない人もいらっしゃいそうで、ちょっともったいないように思いました。

メールありがとうございました。

さっそく「まくら」のページを見直してやりなおしてみました。
スッキリしたと思います!
ご指摘どうもありがとうございました。

実は「ありがち」を書いた頃はビシバシやっていたのです。
まだ無料だったころのアスキーネットで、おもにチャットを。
ところが、……まぁいろいろありまして。
いわゆる「ネット上のエチケット」とかがいわれはじめるはるかに前のことですし、
わたしのように「オンナで、モノカキ」で、特に必死にそれを隠していなかった
りするやつは珍しかったわけで、まぁいろいろ(笑)

それで、パソコンが一般的になり、大勢のかたがホームページを作るようになっ
ても、それだけに余計「コワイ」から、知らん顔しておこう、みたいな感じでした。
しかし、ファンサイトを作ってもらってみたら、これがやっぱり楽しかったので、
勇気を出してはじめてみたのでした。

ドラクエ4に関してのご感想、とても嬉しかったです。ありがとうございます。
ライアンは「あんなやつだったのね」と言われることが多いですねぇ(笑)
なんか燃えて書いてしまったので。
オジン好きなんでしょうか、わたしは?

先月の新刊の「HELP!」も、オジン満載、ド田舎ほのぼのコメディです。
地味な本なわりに一部でとてもウケていただいていて、嬉しいです。
よかったら読んでみてやってください。

 

9月22日 鈴木明美さまからのお便り

初めまして。
最近『デザートタウン』に感動し、『プレーリータウン』『リバータウン』
『マウンテンタウン』『ヘイスタック』そして『コブタをかぞえてIからMM』
一気に読みました。すっかりガイサート作品のとりこになってしまいました。
久美先生の翻訳は、作品の持ち味をそのまま伝えていらっしゃって、とても心に
残りました。最新刊『ナーサリー・クライム しちめんどうくさい七面鳥事件』
(なんと愉快なタイトルでしょう!)もとても楽しみにしています。

ところで、久美先生は翻訳作品として、BL出版からのガイサート作品を
手がけていらっしゃいますが、きっかけは、ご自分で持ち込まれたのでしょうか。
こんなにも素晴らしい作品の数々を日本に紹介していただき、読者として
とても幸せに感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。これからもガイサート作品を
どんどん翻訳していただきたいなと期待しております。

鈴木明美

メールをありがとうございました。
読者のかたから絵本の翻訳に励ましのおことばを頂戴したのは、正真正銘はじめてです! 感激です。

ガイサートさんの翻訳を担当することになったのは、BL出版(その頃はまだブックローン出版といっていた)のかたからのオファーを受けたかたちでした。
そもそも、どうやってつながりができたかというと、ガブリエル・バンサンさんという作家の本がとても好きで(『アンジュール』が有名です。BL出版にたくさんあります)「だいすきです」と読者ハガキを出したからなんですよ。
たまさか編集のかたが、クミサオリという名前を目にとめて「あのクミさんですか?」と返事をくださって、いやー絵本好きなんですよ、と、おしゃべりをしていたら、『ヘイスタック』の翻訳をしませんかといわれたのでした。わたしがドイナカぐらしで、牛とかブタとかそういったものが好きなのがわかったからではないかと……。

ガイサートさんの作品は、BL出版以外で既に翻訳されたものがまだ二三点あったと思います。わたしはイソップ物語の本を持っております。

いつかは自分のオリジナルの絵本を作りたいなぁと思いつつ……

9月24日にさらにいただいた返信より抜粋

私も『アンジュール』と『ナビル−ある少年の物語』を読んだことがあり、
とても心に残っています。特に『アンジュール』を読んだときには、衝撃を受けました

読者ハガキを送られたことがきっかけで、ガイサート作品の翻訳を手がけられることになったというエピソードは、ご縁というか、何か運命的なものを感じました。
でもさすがBL出版さんですね。久美先生という本当にふさわしい翻訳者さんを
見いだされるなんて。アメリカの小さな町シリーズ、『ヘイスタック』、『コブタをかぞえてIからMM』それぞれの文体が作品の持ち味にとてもあっていてとにかく楽しくて何度も読んでしまいます。久美先生が、軽井沢での日常をとても大切に暮らしていらっしゃる様子も伝わってくるようです。

ガイサートさんの他の作品『ふわふわブイブイ気球旅行』『洪水のあとで』そして
久美先生もお持ちでいらっしゃる『イソップ寓話集』も読んでみました。
このガイサートさんの作品をますます読んでみたくなりました。今後ぜひ他の
未訳書も久美先生に翻訳していただきたいなと思います。

私も絵本と子どもの本が大好きで、心のおもむくままによく読んでいます。
おもしろい本をさがすため、やまねこ翻訳クラブという絵本と子どもの本を
愛するメンバーが集まっているネットのクラブに入っています。
『デザートタウン』を読み終えた直後、クラブの掲示板に感想を書き込んだ
ところ、来月発行のクラブの月刊メールマガジンに「今月の注目の邦訳絵本」
として『デザートタウン』のレビュー記事執筆の依頼があり、私が書くこ
なりました。そこで、訳者の方の紹介もさせていただいているのですが、
その中で久美先生がこのシリーズの翻訳を手がけることになった経緯を簡単に
紹介させていただいてもよろしいでしょうか。

いやーありがたいことです! ちなみに

やまねこ翻訳クラブのサイト
http://yamaneko.org/info/

やまねこ翻訳クラブのメールマガジン「月刊児童文学翻訳」について
http://yamaneko.org/mgzn/index.htm

だそうです。

 

9月20日 あけびさまからのお便り

くみさん、はじめまして。

おかみき、の読者のあけびと申します。
くみさんのウェブサイトに偶然サーフインしたので、
このアドレスを知り、一度お手紙してみたいと思ったのです。

お暇のあるときに読んでいただけたらいいなーと思います。


くみさんの作品を手にしたのは中学校2年生の時だったかと思います。
もう15年くらい前かな。
おかみきです。
今でも繰り返しよみます。

人生のなかで影響された本は?といわれれば
迷わずおかみき、です。
私はどちらかというと男の子っぽいキャラで生きていたのですが、おかみきをよみつつ少しずつ、自分の女性性(おおげさかな〜)を認識していったような気がします。

高校は私立のお嬢様学校といわれるところに入りましたが、それもおかみきの影響があったかな。
ただ、女子校が全く肌にあわなかったため、とても苦しい思いをしました。

そんなころ、近くにあった有名なカトリックのカテドラルに行き、シスターに出会い、17歳の時に洗礼をうけることになりました。

もちろん自分の判断で行ったけれど、やはりおかみきの影響もあったかな、きっかけとして、と思います。
洗礼名は聖ミカエルで。
そう言えば未来と同じですね。
今気がつきました。全く偶然ですが。

その後もカトリックスクールで過ごし、修道会にも出入りして、将来は修道者になるつもりでいたのですが・・・
いろいろあった末、
この8月に恋人にプロポーズをされて、受けることにしました。

くみさんのおかみきが、多くのきっかけをくれたなと思います。

洗礼をうけ、その生き方を知ったことは私の人生ではかりしれなく大きなことでした。
人々との出会いも。

みくが本のなかで一生懸命考えたりしているとき、
私もきっと励まされていたのだと思います。

ちなみに大学は留学しています。
未来ちゃんが留学希望するところで10巻がおわりますが、これもそういえば...でも偶然です。

久美さんの本は他は
鏡の中のれもん、を3冊読みました。
デュエットもすきです。
なちこや稲子さんに私は共感しますね。
とこちゃんにも。
すこしずつ、みんなに。

久美さん、なんだかこんな読者もいます。
っていうことをお伝えしたかった、
丁度メールアドレスがあったので、かきました。

遠くからこっそり静かに応援しています。
ってお伝えしたかったので。
そして、おかみきをありがとう!と。

そうそう、彼にプロポーズされたのは
これまた偶然ですが!
旅行先の盛岡です。

くみさん、盛岡のかただった・・ような気がするのですが。


ではまた。
くみさん、面白そうな本をだされたようなので
(人生を思い通りに・・・)
これ、読みたいな、とおもってます。

ではお体に気をつけてがんばってください。

ありがとうございました。


メールをありがとうございました。
ご愛読どうもありがとうございました。

そうですか、修道会にねぇ。わたしは結局信者にすらならなかったのですが、修道生活にあこがれる気持ちはずっとありました。大学時代はずっと修道院付属女子寮に暮らしていたんですよ。
今年、その頃寮長さまをなさっておられていまは遠くに住んでおられるシスターに、20年ぶりぐらいに会いに行ってきました。ずっと、本が出たら送って、いつも励ましていだたいて、祈ってもらっていて……わたしの心の港みたいなかたなんですよ。あって話をしていたら、なんだかわけがわからないけどボロボロに泣いてしまいました。

そうです盛岡は出身地です。いまでも親がおります。たまーにかえります。今年はかえったら地震がきてしまって(笑)甥ッコが生まれたのでそろそろ顔をみにいかなきゃなのでした。

9月21日みきすけさまのお便りより

久美沙織 様

はじめまして。

今、「丘ミキ10」を読み終えたところです。
思えば、高校生の頃に、この「丘ミキ」にハマっていたものでした。
今年、お盆に実家に帰り、あまりにもヒマですることがなかったので、
何か読もうと思って、本棚をごそごそ探していたら、「丘ミキ」が
出てきたではありませんか!
何気なく読み始めたら、スッカリどっぷりはまってしまいました。
とりあえず、4巻までを東京に持ち帰って、夢中になって読みました。
5巻以降を実家から送ってもらおうと思ったのですが、
買ったほうが早いかなあって思って、とりあえずネットで何巻まで
出てたのかを調べたら、(ごめんなさい。。当時は7巻くらいまでしか読んで
なかったようです。。。)
再発行されてると知りました。
すぐさま買いに行きました!
でも、メルヘンメーカーさんの絵に慣れていたので、5巻からいきなり絵が
変わったのには、なかなか慣れませんでした(^^;

また朱海さんに会いたいから、読んでみよう!とも思ってもいたので、
朱海ファンの私には、最後のハッピーエンドには、ほんとにスッキリしました!
この年(今年29歳になります・・・)になって、こんなにドキドキしながら読めるとは
思いませんでしたよ〜。
特に、8巻以降は初めて読む内容でしたので、新鮮で面白かったです。

読み終わって、この興奮と感動をお伝えしなければ!と思い、メールしております。
「うらら」という名前がすごく好きで、当時は将来自分の子供には、「うらら」と名づけよう!
と密かに計画していたものです(笑)。
今回、また読んだら、女の子は「うらら」、男の子は「朱海」にしよう!と
改めて心に決めました(笑)!^^

これからも、読み続けたいと思います。

15年来の「丘ミキ」ファンより^^

みきすけさま。メールありがとうございました。
はたまた、旧バージョンご愛読&平成版お買い上げ、どうもありがとうございました。

「うらら」はかわいい名前ですよねぇ。実は、小学校の時の同級生の妹さんがそういう名前だったんです。
コドモ心に「いいなぁ」と思っていて、10ウン年後に使ったのでした。

最近は、女の子が主人公な小説をあまり出していませんしたがちょうど先週、一冊ウリコミに成功した、かもしれない? 3年ほど前に書き下ろして、なかなか売り先がみつけられなかった作品です。9歳の女の子が、海辺にでかけて「ひと夏」をすごす、みたいな……もし実現したら、読んでやってくださいね。

 

9月7日 yoshiさまからのお便りより

久美さんの作品は中学生の時に「半熟せりか」シリーズに出会ってからのお付き合いでしたが最近いわゆるオトナと呼ばれる年代になってからはご無沙汰してました。
いやー、大変失敬な物言いになりますが大変懐かしいです。わたしは(主にせりかにですが)随分影響を受けまして、ダイビングのライセンスを取り、パソコンを手に入れ、年齢が達してからは車の免許も取り、金も時間もないくせに着付けをならったりなんかしました。そして何よりも推理小説への窓口もせりかが開いてくれまして・・・・かつて、いろいろ趣味にしようとガンバったことのなかで残っているのは車の運転と読書といったところでしょうか。

今回はようやくMYパソを購入したのをきっかけに、ひきこもっていろいろなHPを覗いている内にくみくらにたどりつきました。久しぶりにエッセイを読ませていただいて、いやー、泣くわ笑うわ。
わたしも実は縮毛なんです。くみさんほどひどくありませんが、襟足部分は完全に「陰毛タイプ」です。一昨日も矯正を施してきたばかりなだけに、余計リアリティがあって一人画面に向かって声をあげて笑いました。また、うちでも犬を2匹飼っておりまして、マミーの話などはティッシュ片手にクリックしてました。

わたしは普段ファンレターや、感想といった類のものは一切出したことがなかったのですが、これらを読ませていただいて「ああ、やはりこれは間違いなく、わたしの大好きな久美節である!!」と思った途端何か書いてみたくなりました。本当にわたしからすると10年くらいぶりなんです。また久美作品が読みたくなりましたので早速本屋に行きましたが、ないんですよ。小さなところには・・・・明日大書店で購入いたします。はい。もちろん忘れかけていたDQシリーズです。

長くなりましたが、最後にもうひとつ。
エッセイのルイのくだりで・・・イジワルなママハハがついついちゃっぷーをえこひいきしてしまうあたり。
小さなモノにたいする母性というようなことを書いていらっしゃいましたが、それとともに人間はどうも元来、支配するということに非常に執拗な欲望を持っているのだそうです。「モラルハラスメント」という本がありますので、ご興味がありましたらご一読ください。「支配」という欲求をテーマにした小説でも書いていただけると幸いです。余計なことを申しましたか・・・・すみません、釈迦に説法でしたね。
お元気でお過ごしください。お忙しいと存じますのでお返事はけっこうです。
はじめてで好き勝手を申しました。さようなら。

yoshiさま

メールありがとうございます。たいへん嬉しいありがたいメールでございました。
永いおつきあいありがとうございます。

あっしもとんとダイビングにいってないですねぇ。若さっていうのはいろんなことにトライできることを言うんだなぁ。でもやっといてよかった。なんでも、ぜんぜんやってみなかったよりは、やってみたほうがいい。やってみて、よほど好きだったら、どんなことがあっても続けるでしょうし。

日記をお読みいただいてたらご存知かもしれませんが、わたしはこないだ発作的に髪をきってしまい、しかも、それまでにブリーチだストパーだとさんざんイタメつけてたものですから、もうすっかり「へろへろにくるくる」です。ストパーも、ダメージヘア用化粧水もききゃしません。でもキンパツでくるくるなので「萩尾望都さまのマンガみたいじゃん!」と(顔のほうはみないで)思ってます。ミルクキャラメル色にしようかどうしようか迷い中。

いじわるなママハハ問題ですが、まさにおっしゃるとおりですね。ちょうどこのところ、レイシズム(人種差別)関連の本(テリー・ケイの『そして僕は家を出る』)と、女性蔑視と戦う殺戮の女神もの(牧野修さんの『黒娘』)を読んで、まさに「なんでサベツする相手をほしがるんだろう?」と思っていたところです。
この感想を伝えたところ、牧野さんは、支配被支配の快感は社会を営む動物に与えられた飴なのかも、
といっておられました。

モラルハラスメント、というか、モラルっていうものもおもしろい(興味深い)ですね。文化宗教がかわればモラルもかわりますから。なんら偏見のない「倫理」とか「人道」とかって、ありうるんでしょうか?今後追求して小説にしてみたいテーマです。